夜明けの星さん 男性 47歳
文字通り「優しい」とは心が優れていることであり、強さと細やかさを併せ持つことだと思います。
「男はタフでなければ生きてゆけない。優しくなければ生きてゆく資格がない」とは、作家R・チャンドラーがP・マーロウの口を借りて言わせた名台詞ですが、この「タフ」とは精神的な強さに他ならないでしょう。
本当に相手のことを思うのであれば、時に厳しくあらねばならないこともあり、自己犠牲を強いられるときもある。
「どうすることが一番その人に喜んでもらえるか」を考えて行動することが「優しさ」と捉えられがちですが、それは表面的な「優しさ」に過ぎず、実はその発想の裏にあるのは意識的であれ無意識的であれ、「自分が好かれたい・良く思われたい」という自分に向けられた愛、「自己愛」でしかありません。
そうではなく、「どうすることが一番その人のためになるのか?」を考えて行動するのが「優しさ」であり、そのためには自分が嫌われること、悪く思われることも厭わないというのにはどうしたって精神的な強さが必要です。
そういった「精神的な強さ」を必要としない表面的な優しさを発揮するのは容易いことで、そういう行為は本当なら「易しい」と言うべきなんでしょうね。
前のほうで誰かがおっしゃってますが、確かに「精神的な強さ」と「優しさ」は別物です。優しさを発揮するために必ずしも精神的な強さが必要とされることばかりではありません。ちょっとした心遣いで発揮できる「優しさ」は沢山あります。しかし、いざというとき精神的な強さのない人の心遣いは「易しさ」の枠を超えられず、本当に相手のためにはなりません。
だから「精神的な強さ」と「優しさ」は別物ですが、どんな状況においても発揮できる本物の「優しさ」に「精神的な強さ」は必須です。
プロフに「自分は優しいです」なんて書く男は、本当は自分が「易しい男」であることに気付いていないのでしょう。
自分は「易しい男」ではなく「優しい男」でありたいと常に思っています。
な~んて自分の人生哲学を語らせていただきました。
でも「優しい男」より「易しい男」の方が女性にもてるのが実情なんですよね(笑)