匿名希望さん 男性 44歳
もっとも努力しているのは、凝り固まった自分の固定観念で判断しないということです。結婚や恋愛を年々難しくしていくのは、自分が年々偏屈になっていくからに違いないと考え、人の話を聞いて「下らないなー」と思ってもちゃんと興味を持って耳を傾けたり、相手の価値観に「それはねえだろー」と思うことがあっても「いや、間違ってるのは俺のほうかもな」と考えなおして合わせてみたり、そういうことをよくするよう意図的に努めています。
「まともな相手がいない!」という嘆きを、つぶやきでよく見かけます。しかし、これは実際には違うかもしれません。自分の思う「まとも」がズレている可能性も大いにあるわけで、そのズレを見直せば「まともな相手いるじゃん!」に変わるかもしれないわけです。相談者さんがおっしゃるように、外的要因や話題の引き出しなども当然大事な要素になるかとは思い小さな努力を続けていますが、婚活の醍醐味であり肝である部分とは、そうして「結婚できてこなかった自分」を変えていくことに他ならないと思います。
相談コーナーでも「え、それ怒るとこじゃなくね?」みたいなことでカンカンになってらっしゃる方をしばしば見かけますが、そういう姿勢を反面教師として自分を戒めています。アラフォー以上に限定して言うなら、完全にできあがってしまった「快適なおひとりさま環境&メンタリティに、いかに他人を招き入れる余地を作るか」が、最大の努力のしどころではないかと考えています。