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その他の回答

  •    未経験者  参考程度 

  • 匿名希望さん  女性  47歳

    私は特に高収入でもないですが、割り勘でいいですし、男性には男性の生きづらさもあると思っています。
    なので、男性側がその感覚を自認して、こういう発言につながるのはとてもうれしいです。
    男社会の序列とその序列に基づいたストレスが、マンスプレイニングとして現れがちなのは
    無自覚なまま序列の中にいることだと思うからです。

    自分自身ジェンダーに対してなるべくフラットでいたいと思いつつ、
    時々「男なんだからこのくらいは…」という感覚が顔を出していることもあります。
    (経済とか物理というより精神的な意味で)
    また、田舎に帰省した時は、女である私が家事を担うのを当然のものとして受け入れているし、
    「土産は梨がいい」と言われれば剥いて出すまでが仕事だと思っています。
    世代のグラデーションがあると同時に、地域差も感じますし
    一人の人間の中にも、そのグラデーションはまだらに存在しています。

    主さんもご認識の通り家父長制はシステムの話であって、ミソジニーとイコールではありません。
    なので、多様性という意味でも家父長制は家父長制として存続するのは悪いことではないと思います。
    (望んでいる人同士がまとまればいいので)
    主さんの言う通りシステムがクソなのか、あるいは使う人間がクソなのかは判断が難しい気がします。
    教育+社会に出てからの数年がフラット環境下なら、家父長制の環境下でもミソジニーは
    発生しにくいような気がするんですが、監獄実験とか考えるとそうでもないのか…
    私にはどちらとも言い切れません。

    どちらにせよ、よろしくないのは自分がどういう関係を築いていきたいかに無自覚なまま
    別の枠組みのいいところだけをうらやましがって、自分が損をしているという感覚を持つことなんだと思います。

    でも、どうなのかな…世代が違う部分はありますが、フルタイム共働きの家庭でも
    家事負担が9:1で女性って聞くと、そりゃまぁ、女性が男性に家事負担を求めるのは当然かもという気もします。

    本題の「婚活界隈の保守っぷり」に関してですが。
    いわゆる業界標準(結婚相談所、情報サービス)が「現状に基づいて」「旧来の価値観のまま」で設計されていて、その影響が強いように思います。
    (相談所系のブログなど見てみてください)

    ・女性は女子アナファッションで明るい色のワンピース推奨、髪はロングで眼鏡は外しましょう。
    ・海外旅行は受けが悪いので、料理ができるならそれをアピールしましょう。
    ・男性には癒しを与えられる女性、その代わり男性から愛される女性になりましょう。

    その一方で、ルールとして初回の顔合わせは費用は男性の負担です。

    結婚という仕組み自体が、ちょっと保守的な要素があるんだろうな…という気もしますが
    フェミニズムの運動ってそれほど一般に浸透しているわけではない、という解釈もあるように思います。
    何かが気になると、積極的に目に入ってきたり情報収集したりしますが、それはあくまで自分の認知の話なので
    「フェミニズム…なんか聞いたことかるかも?ミソジニー?何それ?」って人のほうが圧倒的多数だと思います。
    その分、理解している人には共感と連帯が生まれやすいので、分かり合える人に出会えたらいいですね。

    私は同年代に主さんみたいなこと書いてる人がいたら、速攻で課金してメッセージ付きいいねします 笑

    自分の中でも、いろいろな考えを整理できるいい機会をいただけました、ありがとうございます。

  • 三十路ニストさんからのお礼

    超ニュートラルなご意見、ありがとうございます。バランス感覚の優れた方なんだなと思いました。

    実際、田舎とかですと、「嫁」というだけで一族郎党が好きにこき使っていい、みたいな認識のド田舎が今だに実在しているのが日本の現状で、そういう意味では、女性がブチキレるのもまあ理解できるなーというのが僕の実感です。「一族があつまる宴会では、女性は座ってはいけない」みたいなクソ田舎もあるくらいで、どこの世界線の話かと疑いたくなるほどです。

    家父長制では「俺が食わせてる」みたいな勘違いをする男もけっこう多いので、男尊女卑が生じがちなのだと思います。「世帯収入の半分は妻のもの」というのがもっと浸透するといいのですが、驚いたことに、これを知らない女性がいるのもまた事実なんですよね。個人的には家父長だのなんだの言わず、「仕事と家庭」というひとつのミッションをふたりで協力してこなしてそれぞれ平等に稼いでいる、という感覚がいいのになーと感じています。

    どっちかが「してあげてる」という感覚になってしまったら、もう成り立ちません。人間には自尊心がありますので、一方が権利を主張すればもう一方も主張しますし、一方が不満をぶつければもう一方もぶつけるしかなくなります。

    「仕事のほうが大変だ! お前は家事の合間にごろごろしてテレビだって観れるだろ!」
    「いや、家事は年収に換算すると1200万円ですので〜!」

    と、犬も食わないような意地の張り合いにしかなりませんが、そういう肥溜め的状況が起きる原因の大きな一端は、家父長制に端を発するミソジニーや、それに反発する形で生まれるミサンドリーにあると思うのです。あとは「みんな自分がいちばん大変」というシンプルな事実の見落としによる、相手への気遣いの欠落ですね。

    なので「男性が払うのが当然でしょ」というのは、「おいおい、払うのは別にいいけど、のっけから不平等を肯定してだいじょぶなの? 求めて与えられたら、そんだけ自分も差し出さなくちゃいけないんだよ?」だとか、「俺が働いて稼いだ金を、なんで初対面のお前に当たり前にアテにされなくちゃいけないわけ?」となるわけですね。「当然」というのは「私は差し出さない」という意味だと思いますし。「男性にはスマートなお支払いを期待したいですね」みたいなこと書く女性もいますが、そこまで行くともはやギャグの域だと思っています。

    共働き家庭で家事負担が9:1で女性だったら、それは問答無用で男性が悪いですね。自分の家でもあるんだから。そりゃ男性がボコられて然るべきです。家事が苦手な男性のほとんどは、まず「そもそも何をどうしていいのか分からん」なのだと思います。食器用洗剤とキッチンハイターの区別や、洗剤と柔軟剤の区別が付かないような男性は少なくないですし。

    今はちょうど「男性もやるのが当然」への過渡期だと思います。家事や料理を好んでやる男性も少なくないですし、「花嫁修業」なんて言葉も死語になりつつありますよね。でも「男なんだから……」「女なんだから……」という発想が自然と出てしまうのは、これは仕方のないことだと思います。猫を見たって「猫なんだからこんくらい跳べるだろ」みたいに思いがちですし、それと大差ない話ではないでしょうか。

    婚活界隈が旧来の価値観のままだというのは、これは非常にもっともです。本来「お見合いで男が払って女性は男を立てる」みたいなのは、結婚後の生活様式を模倣して「君たち、この場でちょっとその気分を味わってみなさい」的なコンセプトの寸劇みたいなものだと思うのですが、女性の社会進出も進んできている昨今では、もうそういうのは形骸化した無意味なものでしかないと思います。

    多くの場合、性差別と言われている現象は、実際には性別関係なく個人が相手に対して抱く敬意や礼節の問題から起きているんじゃないかと個人的には感じています。そこまで視線が降りてきたほうが、問題そのものをナチュラルに見られていいんだけどなーと思います。性差を抜きにして考えた場合、たとえば初対面の相手の財布をアテにしようというのがどういうことか分かりやすくなるものですし。

    まあ支払いについては
    ・男性はごちそうするほうが無難
    ・女性は割り勘を申し出るほうが無難
    くらいの感じでいるのが楽チンなんでしょうね。元も子もないですが。


    こちらこそ、回答者さんのような方がいたらいいねします。心から楽しく拝読いたしました。ありがとうございました。

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