匿名希望さん 男性 48歳
距離の取り方は言語の違いのせいではなく、国民性や本人の性格の違いです。一般的に信じられている国民性からかけ離れたイメージの人も少なくないですから、本人の性格の違いがほとんどです。(根暗なラテン系もいます。)
周りに様々な母国語を持つ人がいる環境(17か国)で長く働いたことがあります。彼らが日本に長く住むに従って日本語をマスターし使えるようになっても、彼らの性格が変わることはなく、距離を取る人は取るし取らない人は取りません。
分かりやすいように著名人の例を挙げると、イタリア人でタレントのジローラモさんは、日本語がペラペラですが女性への距離感がチャラいままでイタリア人のそれですし、アフリカ系アメリカ人で芸人のアイクぬわらさんも日本語が達者ですが、他人への距離感はアフリカ系アメリカ人のやり方のままで近いです。
個人的に何人かの海外出身の女性とお付き合いした経験から知ったことは、ボーダーレスが進むほどボーダーフルになる逆説から人は逃れることはできないということです。国籍や出身の壁が低くなればなるほど、「人」種の壁としかいいようのない違いや軋轢が次々と顔を出し始めます。
ボーダーレス化によるボーダフル化の逆説を乗り越えたところに真の愛が待ち受けているのでしょうが、私にとっては真夏の逃げ水のようなものでした。