匿名希望さん 女性 52歳
赤ちゃんの心の発達を調べると
人間の感情の発達について知ることができます。
生まれて直ぐは、興奮することからはじまり、
快・不快を感じ分けるのですが、不快感の怒り・嫌悪・恐れ・悲しみの方が、快の感情表現よりもこちらが先に発達して行くようです。
防衛本能や生存本能が、生き延びる手段として必要に迫られるからなのでしょうね。
生後半年ほどで、愛着を獲得して、人見知り泣きや、嫉妬などの形で愛情表現を覚えて、安心の基地を得た後に、他者との親和的な人間的感情を獲得していくようです。
0歳より3歳、6歳、12歳 15歳 18歳・・・
少しずつ、毛細血管の様に複雑な機微な感情を持つようになるのではないでしょうか?
心身の成長と共に背負う社会的な、自分の立ち位置や立場を獲得して行きながら。
20代の恋愛感情と30代40代50代と、家族の歴史も、社会の状況も変化しますし、肉体は加齢しても、英知とは死ぬまで成長し変化し続けます。
ただ、好きになるという気持ちは、物体であろうと生物であろうと、愛着です。
形あるものはいつか壊れると言いますが、物は買換えが出来ますが、命あるものの代替えは聞かないので喪失感に悩むことになるのですね。
事に、人間は、なまじっか、言語を獲得したがために意志疎通ができることから、より状況は複雑化してしまう。
血を分けた家族は血の繋がりゆえに簡単には切り捨てられないので、性格が合う合わないって言っていられないし、選ぶこともできないんですよね。逃げられない以上、徹底して付き合わざる負えない運命共同体と化してしまう。
でも、付合う赤の他人は選ぶことができる。だから迷う。
愛着とは、心の基地だと思います。
貴方が心許せる場所であり、関係性であり、人物なんだと思います。
20代は失敗しても、守ってくれる家族という基地があった。
30代40代50代・・・背水の陣へとどんどんと追い込まれていく。
赤ちゃんの心の発達と似ていて、良く思いたいのに、自己保身がお相手を厳しくジャッジしてしまう。
失敗したらやり直しはキツイ。それは年々臆病になる。しがみ付きたい位の孤独を抱えながらも、足元を見られない様に武士は食わねど高楊枝で。。。
失くすと思うと苦しくなる。
だから、見つけられた。増えてる。・・・だけでも、出会えたから感じられたこと。ありがとうと、思う部分を増やしてくこと。
そして、感謝の気持ちを忘れないことは、相手の尊厳に敬意を持つことにつながるのだと思います。
それはお互いに暖かい感情と優しい気持ちと、好きという気持ちを育てる種になるように思います。
天皇皇后の成婚50年目のお言葉の、
お点ではなく、感謝状を差し上げたい。
わたくしも、感謝状を差し上げたい。
それが理想の夫婦なのだと私は感じています。
拙い、私の想いの長文を失礼しました。