匿名希望さん 男性 53歳
大変でしょうね、病気と闘いながら、婚活という希望を持ち続けることは。
まず、大手の相談所が断わったくらい、困難なことであることは十分に承知しておく必要があります。それと、ネット婚活に特有の感覚、つまりこれだけパートナーを募集している情報が溢れているのに、なぜそのほとんどが自分には無関係なのだ?と問いだすと、ここで婚活をすること自体がむしろ希望を挫き、相談者さんの心を傷つける原因ともなりかねない。
そのような危険性を承知して、万が一のバックアップ体制を整えてから(≒非常の場合に備えての、治療の受け入れ体制を準備しておくこと。当然、主治医には予めご相談を!)でないと、せっかくの新しい生活への試みがアダになる危険性すらありますので、ご注意を。
次に、病歴の扱いですが、これは個人情報のなかでもとりわけ取扱い要注意の「センシティブ情報」に分類されるものでしょうから、プロフで一般に広く知らしめるものではないです。信頼できそうな相手を選んで、個別に説明し、理解を求めるしかないです。その際に、「現状の正確な理解」「今後のポジティブな見通し」「予想されるネガティヴな事態とデメリット」などを丁寧に説明して、予想されるデメリットに対して理解し、承知してもらうとともに、過剰な不安や誤解を取り除くことを心がけるといいでしょう。
それと、これだけ大きなマイナスポイントがある以上、それを補う位の魅力(セールスポイント)を、できればプロフィールに見えるかたちでもちあわせていること、も大事な要件となります。よく言われる人格的な魅力、というのは、これらを備えた上で考慮されるものですから、それだけでアピールできるものではないです。
厳しいことばかりになりました。ただ、これだけではないはずです。相当の覚悟が必要です。
とにかく困難なものであることは、ちょっと想像すれば見当がつきます。心の病に悪影響を及ぼす危険性などについても、主治医とよく相談の上、慎重になさってください。