匿名希望さん 男性 57歳
確かにタイトルから受け取るイメージとはちがい、深刻な悩みですね。
まず、過敏性腸症候群は神経症ではなく心身症ですね。
相談者さんの場合も心身症の可能性が大きいのではないですか?
医師からはどのような診断を下されているのでしょうか?
心身症とは、その病気の原因が心理社会的要因、つまりストレスにあるのですが、その影響が身体そのもの(器質的障害)や身体機能の障害(機能的障害)として現れる疾患のことです。
だから、精神疾患ではなく身体疾患として扱われています。しかし、その発症原因自体は心理的なものですから、ここを何とかしないといけないのです。
他の代表的な心身症に胃潰瘍がありますが、いくら内科的な治療で潰瘍を治療しても、発症原因のストレスを取り除かない限りまた発症する可能性があります。
だから相談者さんはまず、ストレスの原因になっているものをつきとめ、できることならその原因を排除することが重要です。
でも必ず排除できる原因とは限りませんよね。そうなると、ストレスを心身症が発症しなくなる程度にまでストレスと感じなくするしかないと思います。つまり相談者さんのストレスへの耐性を強めることです。
対策としては下記のようなことが挙げられます・・・
1.ストレスをため込まず、少しずつ発散するようにする
(だれかに話を聞いてもらう等)
2.気分転換のための活動を取り入れる
(ウォーキングをする等)
3.ストレスに対する考え方を変える(認知の修正)
4.リラクゼーション法を取り入れる
・漸進的筋弛緩法
・自律訓練法
・腹式呼吸法
そうすれば過敏性腸症候群も完治する可能性が出てくると思います。完治しないまでも軽減されるのではないでしょうか。
それと、やはりご自分の今の状態、つまり心身症である過敏性腸症候群のことをお相手の方にちゃんと説明し、理解を求め、受け入れてもらうことが大切だと思います。
本当にお相手の方が相談者さんのことが好きなら、笑ったり、避けたりするどころか、治療に向けて協力してくれると思いますが・・・
私はそう思います。
少しでもお役にたったのなら嬉しいです。
ではお大事になさってください。