匿名希望さん 女性 36歳
医療従事者です。
人が亡くなる時はゆっくり亡くなる方、急変する方、事故などで急に亡くなる方がいます。
そこで、まずご家族が取られる行動は、まず身内に連絡です。
次に葬儀屋さん。
身内だとすると、病院に呼び出された可能性があります。最期を見届ける時間も様々です。長い方は一日以上、亡くなってからの連絡もあります。そこから最期に体を綺麗にして(ご家族の方はこの間に親戚に連絡、葬儀屋さんに連絡されます)、葬儀屋さんに連絡がつくと、霊安所に移動です。ここでも一時間くらいの時間が費やされます。この間も線香あげたり、悲しみの時間です。
帰宅されてからお葬式にかけての流れはあとは一般的なものです。
そこで、身内に不幸があった場合、一番連絡の優先度が高いのが身内、親戚です。
次は職場です(仕事を忌引にして、必要な引き継ぎは電話だけになります)
親戚が集まれば葬式はどうする、喪主はどうするなどの話し合いが始まります。ほぼ親戚会議です。
もちろん、皆さん、悲しみの中でです。
では、いつ約束をしていた人にキャンセルの連絡を入れられるのか、になりますが、当日のお約束だったとしても親戚、仕事より後になると思います。
ちょっとした時間に連絡できないのか、という意見もありますが、悲しみにつかり、それでも事務的手続きの話をされ(退院後の会計、死亡診断書などの書類の説明など)、身内の不幸に泣き叫ぶ人がいれば慰め、葬式の手続きはわんさかと降ってきます。
これだけのことに追われているとあっという間に時間が過ぎます。
多分、約束の時間が気になりつつ「ごめんなさい。身内の不幸があったので今日はキャンセルさせてください」を打つのが精一杯な気がします。
もし、それが嘘ならかなり卑劣な嘘ですね。
とりあえず、身内が亡くなった方の家族の動きや感情を書いてみました。