匿名希望さん 男性 57歳
日本人は精神疾患には偏見を抱いている方が多いので、ひょっとすると投稿者さんも辛い目にあわれたかもしれませんね。
でもうつ病自体は日本人の性格と親和性が高いと言われています。もちろん個人差はあります。一生かからない人もいれば、何度も再発、再燃を繰り返す人もいます。
うつ病はよく生真面目な人がかかる病気だといわれますが、正解に近いと思います。人から何か頼まれれば断ることができず、全て引き受けてしまい、自分の感情や欲求を抑えて人に尽くすタイプなどが一番うつ病にかかりやすい性格の一つでしょうね。
投稿者さんの場合はどうでしょうか?真面目過ぎたり、元々不安症の傾向が強いということはありませんか?
今はSSRIやSNRIなど副作用がほとんどないいい抗うつ剤がありますが、投稿者さんはこのようなお薬を服用されていますか?症状が一時的に治まったからといって、自分の判断で服用を止めたりはしていませんか?必ず精神科医の指示に従ってくださいね。
実はうつ病には薬も大事ですが、もっと大切なことがあります。薬は一時的に症状を抑えてはくれますが、それでは根治はしません。それは投稿者さんの認知(ものの考え方、捉え方)です。うつ病になりやすい人特有の認知の仕方があります。
1つは自分自身をダメ人間だと思っている、2つ目は、自分の将来を絶望的だと考えている。3つ目は自分の周囲の人たちは自分を助けてはくれない、または助けを求めるべきではないと考えている、です。
このような認知の仕方をしているのなら、まず認知の仕方そのもを修正していかなければなりません。これは認知行動療法という心理療法で修正が可能です。一度担当の精神科医にご相談されてみてはどうでしょうか?認知行動療法の本はたくさん出ていますので、その気になれば自分でもできますよ。セルフ認知鼓動療法と言いますが、けっこう効果はあると思います。
長々とすみませんでした。お大事になさってください。