匿名希望さん 男性 44歳
専業主婦って言葉は、分業化の端的な例ではないのでしょうか?
家庭生活を維持する上で必要な主な要素は
・労働力(家事や育児等、実際に必要な作業全般)
・お金(自給自足の生活以外なら)
だと思います。
従って、双方が現在のレベルを余り変化させる事無く、新しく家庭を築く事を前提に考えると、
上記2点を自分達に必要なだけ揃える為の方法や手段として
・分業化(夫婦二人でお金を稼ぐ仕事を行い、家事も分担する方法)
・専業化(主にお金を稼ぐ人と、主に家事を行う人それぞれに専業化する方法:どちらも性別は問いません)
の何れかを選択し、結果的に専業主婦と呼ばれる家事専従者が出来るのだと思います。
私自身は、専業主婦が無賃労働者や無償労働提供者では無い事は明白だと考えますが、逆に無償労働提供者と思ってる人と議論を重ねるには、先ず、その点を明確にしないと、話しは進められない様に感じます。
簡単な一例を示せば、自宅に帰り夕飯を食べたり洗濯物を出す行為は、世間一般のサービスを利用すれば、飯屋にお金を払い、クリーニング店にお金を払う行為と違いを見出せません。
また態々、色々な店に行くわずらわしさがあるなら、住み込みの家政婦を雇い、応分の対価を払えば、同様のサービスは受けられます。
逆に、同じサービスが家庭のみ無償で済むと考えるのは変で、例えば一人で暮らしたり、収入が少ないから自炊等、自らの手間(労働力)で金銭を節約してるのではないか?と考えます。
家庭を持つと言うのは、楽をする為だけにあるのでは無く、共同生活者として、互いの権利のみを主張せず、それに応じた義務や責任も伴う事を当たり前に意識して考えれば、それぞれの人に合うやり方や考え方が自然と出来ると思います。
そして、同じ誰かと生活を行うなら、より価値観や考え方が似た人、共に楽しいと思えたり安らげる人、場合によっては互いの子孫であれば、喜んで面倒を見れる責任感を持てる相手を選びたいと考えるのではないでしょうか?
少なくとも家庭を持つなら、こうした考えをベースに意見交換が出来る相手を私は望んでいるんだと書きながら気付けました。
参考になる部分があれば幸いです。