子供大好きさん 男性 55歳
少し場が落ち着いてきたので、数値例で私の考えを述べさせてください。
こういう例を考えましょう。
ただ、数字はあくまで仮定のものなので、その旨よくご理解ください。
30代の男性、40代の男性、50代の男性がそれぞれ100人いるとします。
そして、彼らを総合的に評価して、子育てに適したOK君、子育てに適さないNG君に分けます。
その結果、こうなったとします。
30代のOK君は90人、NG君は10人。
40代のOK君は15人、NG君は85人。
50代のOK君は 3人、NG君は97人。
つまり、年をとるにつれ、OK君が減り、NG君が増えるとします。
これはあくまで仮定の数字ですが、非現実的とも言えないと思います。
高齢の男性が子供をもつことに否定的な人は、この増えていくNG君に注目して、「だから、高齢の男はダメだ」と結論付けます。
一方、高齢の男性が子供をもつことに肯定的な人は、減ってはいるもののOK君がいることに注目して、「だから、高齢でもいいじゃないか」と結論付けます。
つまり、どちらも同じ現象を見ているが、注目する部分が異なるから、結論が違うわけです。
こういうふうに数字に置き換えると、少しは議論の整理になると思いますが、いかがでしょうか。
これを頭から50代のOK君はゼロで、NG君ばかり100人だと決め付ける人がしばしばいます。
しかし、上の例の3が適切かどうかは分かりませんが、私は決してゼロではないと思います。