純情☆さん  女性  47歳

そういう気持ちって､男性の方が 持ち続けているｹｰｽが多いようですが…

私には 中学 高校時代に思いを寄せ合った､同級生の男性が居ました｡
高校を卒業後､彼は東京の大学へ 私は地方の大学に進学したので､彼に最後に会ったのは 高校の卒業式の日になってしまい…
お互い はっきり『好き』だと言い合ったことも無いままの､別れでした｡

私は 大人になってから 何人かの男性と お付き合いしましたが､いつも必ず その男性達を 彼と比べていました｡
それで嫌になって､交際を止めてしまったことも 何度か有ります｡
でも…
自分から 彼に会ってみようと思ったことは､一度も有りませんでした｡

彼は29歳で結婚し お子さんも2人いると､同級生達から聞いています｡
私は 就職してから24年以上､彼と同じ 東京の空の下に暮らしています｡
いつか どこかで 偶然 出会ったら､彼に恥ずかしくない自分で有りたいと ずっと思い続けています｡
そして何よりも､彼の幸せを強く願っています｡

彼と仲の良い 男性の同級生達から､以前 聞いたことが有りましたが…
『○○(私のこと)が結婚して幸せになったら､同窓会に出席してみようかな』と 彼が言っていたそうです｡
残念ながら お互い､まだ一度も 出席出来ない状況ですが…
彼も きっと 心のどこかで､私の幸せを祈ってくれているのだと思います｡

ｻｯﾄﾞﾗﾌﾞさんが忘れられない大切な方は､現在 どうされているのでしょう?
もし既に 結婚されているようでしたら､そっと幸せを祈ってあげて下さい｡
そして いつか 彼女と同じくらい好きになれる相手に､巡り逢えることを 信じ続けましょう｡

サッドラブさんからのお礼

　こんにちは。上質の短編小説のような素敵なエピソードをとても興味深く読ませて頂きました。有難うございます。純情☆さんの文字通り純情で誠実な人柄がよく伝わってきました。そして、私と似たような部分も感じました。思春期特有の「無口な恋」ですよね。私の場合、彼女とは違う高校に進むことになったのですが、中学校卒業の日、彼女に対して最後の言葉を交わすことはできませんでした。ただ、その後、手紙でやり取りしたことや、街で偶然あったりということはありました。でも、「無口な恋」ゆえ、想いを表現するということができなっかたのです。そうすることができる場面がいくらでもあったのにです。それが、とても心残りとなっています。
　現在、彼女がどうしてるのかはわかりません。風の便りも聞こえてきません。ただ、不思議なことに、これまで、必ず何年かに一度、偶然に街で見かけます。過去のそれらを思い返してみるとだいたい３年から４年の周期ということに気付きます。一番最後に彼女を街で見かけたのは３年前の４０歳の時でした。その前は３６歳の時、その前は３３歳の時、その前は３０歳頃、その前は２６歳頃・・・
　まあ、偶然には違いないのでしょうが、この規則的な再会に何か意味があるのだろうかと信じたくなる時もありました。
　最後に彼女を見かけた４０歳の頃（向こうも私に気付いているようでした）、私は反射的に彼女の左手を見ました。しかし、その手のどの指にもリングはされていませんでした。もちろん、結婚しても、指輪をしない女性も少なくはないので、このことだけをもってして、彼女が独身という判断はできません。が、この時、まだ独身だったらいいのになあとは正直思いました。ただ、声はかけませんでした。純情☆さんが彼に対して思っているのと同じく、私も心の中で彼女の幸福を世界中の誰よりも強く祈ったのでした。

　お互い、過去の想いを本当に良き思い出として整理できる相手に出会えるいいですね。どうも有難うございました。