このはさん 女性 42歳
中学1年の時好きな男の子がいて(仮に山田太郎とします)、私の気持ちはそれとなく相手に伝わっていました。
その子も私に好意を持ってくれていたようで、その子の友人たちが、
「臨海学校の時に山田、このはに告白するらしいぜ」と教えてくれました。
私はとてもうれしくて臨海学校を楽しみにしていたのですが、結局告白はしてくれず、期待は見事に裏切られました。
その後その子のことはあきらめ、中学卒業後は会うことも一切なく、思い出すことすらないまま年月が経ち、
関西在住の私は大学を卒業して東京に就職しました。
OL生活がスタートしたばかりのある日、実家の親から突然こんな連絡がありました。
「中学時代のクラスメートの山田太郎さんという方が電話をしてきて、
このはのことを聞くので東京にいると答えたら、自分は横浜にいるのでぜひ連絡先を教えて欲しいと言われ、教えておいたよ。」
ええっ?!あの山田君が?!今頃なんで?!と大変驚きました。
うれしいとかなつかしいとかの感情はなく、なぜ?という疑問でいっぱいでした。
それから、どのようにその子と連絡を取り合ったのかは全く記憶にないのですが、
どういわけか渋谷で一緒に夕食をとることとなりました。
会う前は、さすがに中学卒業以来だったのでドキドキしましたよ。
待ち合わせ場所に現れた彼はあまり印象が変わっておらず、
かといって私の気持ちが高ぶるようなことは決してありませんでした。
行き当たりばったりのレストランに入って食事をしました。道中どのような会話したのか全く覚えてません。
元々大人しい彼で、中学当時二人で会話をしたことなどほとんどなかったのですが、
とにかく口数が少なく、私から話題をふらないことにはしゃべらないのです。しかも口下手。
食事のメニューもなかなか決まらず、ものすごく優柔不断な印象を受け、イライラしました。
誰にでも朗らかに接する私ですが、さすがにそのときはぶっきらぼうな態度をしていたと思います。
食事で何を食べたのか、どんな会話をしたのかも思い出せないくらい、全く楽しくなかったです!
で、どうして私に連絡をしてきたかということですが、
彼はあの臨海学校のときに告白をしなかったことをずーーーっと後悔していたそうです。
食事を終え、駅に向かう頃には、もう二度と会うものかと思いました。
なんでこんなヤツを好きになったんだろうとさえ思いました。
そして極めつけが、あっさり別れようとした瞬間、ナントナント、
彼が私の腕をいきなりつかんで自分の方に引き寄せようとしたのです!!
「げっ!キスされる!」と身の危険を感じて咄嗟に腕を振り払い、彼から離れました。
このときはもう、怒り心頭です。
「さよならっ」と言って踵を返し小走りで駅の階段を下りました。
怒りと恐怖で心臓がバクバクでした。
…以上、思い出したくもなかった出来事ですが、あなたの相談文を拝見し、書かずにはいられなくなりました。
私は淡い素敵な思い出をぶち壊された気分です。会いたくなかった。
彼の方はどうだったのでしょうね。私と会ったことで気持ちは幾分スッキリしたのかもしれませんが、
私と会って果たしてよかったと思っているのでしょうか。
あなたが自他ともに認める本当に素敵な、素晴らしい男性になっているのでなければ、
その彼女とは会わない方がいいと私は思います。
私のような体験をもつ者からすれば、あなたのような方はとても薄気味が悪いです。
不愉快な表現になりますが、正直な気持ちです。参考になさってください。