高卒公務員の補足さん 男性 43歳
すでに書かせていただいたものです。
私の年代で高卒公務員、私自身が地方出身であり、当時、地方での職業で、一定程度の職業として「公務員」がありました。一歩上を目指していた人間は、大学進学、企業への就職です。「公務員」は安易な道として見られていました。
国家公務員になり、都内に就職しましたが、当時の都内の就職状況は、皆が目指したのは企業です。給料が安い公務員は避けられていました。公務員という職業自体、低いものとして見られていたんです。バブルの時期も給料はそれほど変わらずです。途中から、大卒(Ⅱ種)採用が始まりましたが、私が知る限り、優秀な人材は集まってきませんでした。有能な人材は、皆、企業です。
少しずつ面接選考が厳しくなり、高卒の私から見ても、使える人材が採用になるまで時間がかかりました。
それと、比較的、高卒公務員は夜間大学に通っていた人が多かったですよ。私の先輩の多くは公務員就職後、夜間大学卒業者でした。時間があった反面、大学が終わった後に仕事に戻ってということもありました。
どんな職業でも、心身の健康があってこそだと思います。
公務員であっても激務で心身を壊し、辞めていく人間を見ていると健康が一番だと思います。
公務員は行政能力はありますが、退職した後、よほどの専門職で無い限り、手に職が無い、というのが弱点です。
これは個人的なものですが、行政職の公務員は、全体の奉仕者であり、市民・国民の方から、ありがとう、と心から言われることの無い職業だと思います。
時折、人と身近に接し、言われてみたいと思うときがありますよ。