夜明けの星さん 男性 47歳
ヒトや多くの動物は臨戦態勢に入ると、アドレナリンが大量に分泌され、精神的興奮状態に陥り、冷静な判断力を失います。
次に、交感神経が緊張し、関与する機能が活性化します。瞳孔が開く、瞬きが多くなる、口の中が乾く、脂汗をかく、心拍数が増加する、血圧が上がる、胃が痛くなる、鳥肌が立つ…等は全て交感神経が緊張することによって引き起こされるのですが、この精神的興奮状態とそれによる身体機能の反応を総合して一般的に“緊張する”と言います。
“臨戦態勢”といっても現代の、少なくとも日本人の場合は実際に戦闘・格闘に際することは稀ですが、本人が重要と認識する場面では同じ反応が生じます。就職の面接や大事な商談、お見合い、そしてこのサイトで知り合った恋人候補との初めての対面などに臨むのは、はまさしく“臨戦態勢”と言えるでしょう。
(話は逸れますが、原始的要素から「なぜ男性の方が女性より緊張しやすいのか」が窺い知れると思います)
また、「~しなければならない」、「~してはならない」と自分自身に制限を加えれば加えるほど、緊張は高まります。
「上手く立ち振る舞わなければならない」、「気に入ってもらわなければならない」と思えば思うほど緊張します。そして、「緊張してはならない」と思うこと自体が、緊張を高めてしまうのです。
緊張を解く方法に「開き直る」というのがあります。「失敗してもいいや」、「気に入ってもらわなくたっていいや」、「どう思われたっていいや」と自分に言い聞かせることです。“腹が据わる”というところまで自分に何度も言い聞かせれば、これは効果があります。
しかし、そういう姿勢で女性との初対面に臨んだ場合、女性に好感を持たれないことが多いのがネックです(苦笑)
では、一体どうしたらいいのか?
答えは簡単です。
緊張したっていいんじゃないですか?(笑)
そういう場面で落ち着いていられる男性を「頼もしい」と思う女性もいれば、「女慣れしてる遊び人」と思う女性もいます。
コチコチに緊張してあがりまくってる男性を「頼りない」と思う女性もいれば、「純真で真面目でかわいい人」と思う女性もいます。
貴殿の場合は無理に自分を作って前者に好かれるよりも、後者の女性にありのままの自分を好いてもらったほうが幸せなんじゃないですか?
返って前者のようなタイプの女性にはお断りを受けて、後者のようなタイプの女性が現れるのを待ったほうが貴殿も楽だし、結果的にはそのほうが上手く行くんじゃないですか?
そう考えを切り替えて、「緊張してはならない」という考えを捨てることです。
女性に会ったらまず最初に「自分はあがり症です。特に今日は○○さんに会えて滅茶苦茶緊張してます。何か失礼があったらお許し下さい。」と告げてしまいましょう。
相手の女性はきっと貴殿に対して「誠実な人だ」という印象を持つでしょう。第一印象でそう思ってもらえれば貴殿にとって凄くプラスになります。
そして、「緊張してもいいんだ」と思うことによって、意外と緊張せずに上手くやれるかも知れませんよ。
頑張って下さい。