匿名希望さん 男性 51歳
ここで知り合った精神疾患持ちの女性と結婚し、昨年末に離婚しました。自分の経験を元にお答えします。長くなります。
結論からいえば、恋愛・ご結婚を諦めることはありません。愛されれば、そんなものはハンデでは無くなるからです。ただ、相手は大変です。健常な相手とならば経験しないような辛さや苦しみも日常生活の中で味わうことになります。そのケアを、あなたがどれだけできるかだと思います。
私の相手は双極性障害とASDでした。薬のせいで夜9時には寝てしまうのですが、「起きるまでは物音を立てないでほしい」と言われて、私は息を潜めるようにして暮らしていました。ですが、そんなことはなんでもありませんでした。彼女のことが好きでしたから、自分が静かにしていれば彼女が安眠できると思うと、そんな我慢も喜びでした。
そして、彼女は「結婚しても働く」と言っており、生活費は折半という話で生活はスタートしたのですが、最初の勤め先ですぐに上手く行かなくなって辞め、それからは精神障害者向けの就労支援に通い始めました。「雇用保険が切れたら、仕事が決まるまで生活費は出せない」と言われました。
私は、生活と金銭両方の負担を自分が背負うのかと思い、悩みました。このあたりから、自分が彼女に対して抱いている愛情では、その重荷がチャラにできなくなり始めました。なぜなら、彼女は私の要求には応えてくれず、あくまでも「自分のやりたいようにやり、したくないことはしない」を貫いていたからです。そして、私が何かを求めると、彼女は怒り、私を問い詰めるようになりました。そして私はだんだんと、自分ばかりが差し出しているような気持ちになっていき、自分までメンタルの調子を崩し始めました。
そして、秋を迎えるころには「これは春まで続けられない」と思うようになっていたのですが、私の我慢やストレスを彼女が察してちゃんとケアしてくれていたならば、今でも愛していると思います。自分が愛されているという気持ちがあれば、生活費を全額負担したところでモヤモヤしなかったでしょう。私は、好きになった女性がまた精神疾患の持ち主だとしても、それを理由に諦めることはしません。
精神疾患があっても、恋愛や結婚はできます(無論、それを理由に逃げる男もいるでしょうけど)。ですが、先にも書いたように、相手の男性は普通とは違う苦労を背負うことになるでしょう。なので、もしいいお相手が見つかったなら、ちゃんとその苦労をケアしてあげるようにして下さい。大事なのはお互いに愛情があり、コミュニケーションが取れ、相手を思いやれることです。そして思いやりというものは、一方通行ではすぐに破綻してしまうものです。「我慢させたら自分も何かを我慢する」「嬉しいことをしてもらったら自分からもそれを返す」といった、シンプルなことが必要なのだと思います。
それは覚悟の要ることですが、独りでいる苦しみを忘れさえしなければ、できないことではないと思います。突き詰めて考えれば「相手のことを思いやる」なんて、健常者同士の恋愛でも同じことなのですから。
素敵なお相手に恵まれますよう祈っています。
