匿名希望さん 女性 44歳
男性も女性も年齢が上がるほどシングルの人は少なくなりますから、やはり難しくなりますよね。
たまにこういった質問をお見かけして、逆にそんなに簡単に決まると思っていたのかと驚いたりしていました。
広告を見て登録すればすぐマッチングするように思って登録されていたのですね。それをお聞きして、だからこういう質問が定期的に上がるのかと思いました。
学生時代だって、好きになるのなんてせいぜい学年に1人ですよね。
その相手が自分を気に入ってくれるとは限りませんし、出会う人数に対して、うまくいく人数なんて若くてもそんなものだと思います。年齢が上がれば、絶対数が少なくなるのでやはりもっと難しくはなりますね。
マッチングしないとまるで自分には価値がないかのように感じてしまうかもしれませんが、婚活って元々が誰にとってもすごく難しいものなので、あまりそういう思考にはならないようにして欲しいなと思います。
こちらの回答欄にも男性は女性を女性は男性を求めているにもかかわらず、まるで異性が敵かのような思考になってしまっている人たちも多くお見かけします。
もうそうなってしまうと、本当に難しくなってしまうと思うので、自分に価値がないのではなく、婚活は元々誰にとっても難しいことだということを頭の片隅にいれて、リラックスしていい人が見つかればラッキーくらいで、ご自身の生活を楽しみつつ活動をされるのがいいと思います。
まずは年齢の近い女性に誠実なメッセージをつけていいねをしていくとかがいいのかもしれません。
女性のお知り合いにプロフィールなども見ていただけるようなので、メッセージなどについてもどういうものがいいのか聞いたり、検索するとたくさん出てくるので研究したりしてみると良いと思います。
他の人よりも優れた条件や容姿がない場合、他の人と同じ当たり障りのないプロフィールやメッセージでは難しいと思います。
こういった婚活は普段の出会いとは決定的に違うところがあって、それは絶対評価ではなく相対評価になることです。
普段の出会いではその人ひとりで評価されますが、こういった場所では相手の女性がいいねをもらっている男性の中で自分はどうかという評価になってきます。
嫌な話だと思いますがこういった場での婚活といのは、独特な力学が働いています。
そういうことをよく知ると、ただいいねして返事を待ってではなかなか難しいのだとだんだん理解できると思います。
条件や容姿に特別秀でるものがない場合は、普通に戦っても相対評価で埋もれてしまうのでやはり難しいです。
それでも例えば一般的には太った女性は人気がありませんが、太った女性が好きな男性が集まる場にいけば大人気です。
例えば広島カープのファンだったら、野球に興味のない女性にとってはなんでもないですが、カープ女子にとっては大きな魅力です。
高橋 勅徳さんという方が婚活戦略: 商品化する男女と市場の力学という本を書いています。
「44歳経営学者が自身の体験を赤裸々かつ悲喜こもごもに語りつつも、冷静に学者の視点で市場の力学を見つめる」という内容だそうです。
私は本は読んだことがないですが、その方の婚活についての記事を読んだのですが、自分が婚活で感じていたことにも近く、読み応えがありました。
その方が『婚活市場で可視化されるスペックをもとに、「自分の比較優位を際立たせていくニッチをどう発見し、自分に有利な出会いを獲得していくのか」という点に、男女それぞれの婚活戦略は集約されていくのではないでしょうか』と書かれていましたが、まさにそういうことだと思いました。
マッチングできないことを異性のせいにして敵視するようになってしまっても何もいいことはないので、そういう構造の中で自分ができることをしていく方が建設的だと思います。
良ければ検索して読んでみたりすると良いかもしれません。
長々と失礼いたしました。