匿名希望さん 女性 30歳
30代女性です。私はあなたの相談を読んで、「ちょっと無いな」と感じました。それは、あなたが障害者だからではありません。あまりにも自己憐憫が強すぎるからです。冷たい言い方ですが、私にも、あなたがこれから知り合う女性にも、あなたのこれまでの身の上は関係ありません。そのへんを歩いてる赤の他人の不幸に同情し、あなたは親切にしようと思いますか? できればそんなもの付いてこないほうがいいと、ほとんどの人は感じるはずです。
苦労ぐらい誰でもしているもの。赤の他人の分まで背負い込みたくありません。そういうことを乗り越え、にこにこ笑ってそばに居てくれる人なんてたくさんいるのです。「それでも俺の苦労は人のものより重い」などと考える人もいるかもしれませんし、客観的に見れば、事実そうかもしれません。ですが苦労というものはみなさん主観的に捉えるものであり、「みんな自分がいちばん大変」なんだと思います。あなたはまずそれを理解し、乗り越えたほうがいいと強く感じました。不幸話をこんなに長々と語られたら、どんな天使でも辟易するでしょう。
拝読しただけでも大変な思いをされてきたのは伝わりますが、あなたがそれを笑って水に流せるようにならなければ、女性はそばにいられないと思います。いつまでも自己憐憫に浸り続けているのだとしたら、それはあなたが自らに訪れた不条理な経験に敗北したということです。
「可哀想だとは思うけど、素敵じゃないなー」と、私は思います。私があなたを選ばない理由があるとしたら、それは障害者だからじゃなく、素敵じゃないからです。哀れみだけでは、人となんていられませんよ。だから、憐憫で人の気を引こうとするのをやめることです。
そして、55歳で30代の女性と……というのは、相当難しいと思います。今すぐ結婚したとしても、子供が大学を卒業して巣立つころ、あなたはもう78歳か79歳です。65歳で定年として、子供が小学4年生か5年生のときに、もう年金ぐらしに突入するのです。70歳まで働けたとしても、子供はせいぜいまだ高校生で、これからいくらでもお金がかかる時期です。
そこから子供の教育費、学費をどう捻出しますか?
障害者年金以外に収入の無いあなたを、若い女性の収入で賄うのでしょうか?
それとも「もう働けないから進学は諦めてくれ」と子供に言いますか?
無論、チャンスはゼロではありません。何事にも例外はありますから。ですが、子供を持つことを考えず、同年代のパートナーを作って共に生きるという選択肢も持ったほうがいいと私は思います。そのように思い切り、ご自身の不運な過去と決別してにこやかに生きる道を選ぶことができるのならば、パートナーを得られる確率はあると思います。
あなたは、自分を選んでくれる女性に何を与えることができますか?
そのために、自分の過去を笑い飛ばして汗水流せますか?
まずはそこから考えてみてはどうでしょうか。