匿名希望さん 男性 37歳
相手の欠点が見えた場合、私は「これは自分が試されているのだ」と感じます。この欠点を許せるようになるだろうか。そのように自分の価値観を変えて行けるだろうか。そう考えます。
30も過ぎてしまうと人の人格は固まってしまい、あとは偏屈になっていく一方です。その「硬化」との闘いを積極的にできる人が、いい相手に恵まれる人なのだと思います。人を見て「ないわ〜」とイラつくことは多いものですが、裏を返せばそれは、自分の価値観を見つめ直してみるタイミングなのです。
婚活や恋愛が上手く行かない人というのは、そうして自分に疑問を抱くことなく、1つか2つ気に入らないところがあると「この人は駄目。私には合わない」と、努力もせずに放り出してしまう人です。たぶん、そうして失敗を続けている方は多いのではないかと思います。どんな美味しいお店だろうと、行き届かない点の3つや4つはあるもの。婚活や恋愛は、「ぴったりサイズの服が無いショッピング」と似たようなものだと思います。
アイプチをしているということは、そこにコンプレックスがあるということです。私は、2度目に会ったときに「なぜアイプチしているのか。しているのなら、なぜしているのか」を訊いてみるべきだと思います。もしかしたら、あなたがご自身の価値観と向き合って変えることにより、受け入れることができるかもしれません。もしかしたら、同情を懐き、相手のコンプレックスを消してあげることができるかもしれません。
そうした積極的な努力が関係を深め、尊いものにするわけですから、むしろアイプチくらいの欠点があるのは、私はラッキーだと思います。「他に気になるところはない」ということですが、たいていの人は、アイプチ程度じゃ済まないくらいの欠点を抱えているものです。第集的にアイプチをやめさせられずに妥協を強いられたとしても、妥協点がアイプチ程度というのは超ラッキーでしょう。
「そのくらいのことも理解しようという気持ちがないのなら、誰と会っても駄目じゃねーかなー」と、ちょっと心配になりました。
ちなみに私は、女性が汚部屋に住んでいようと、バッグの中身がぐちゃぐちゃだろうと、本人が素敵で面白いなら気になりません。