匿名希望さん 男性 44歳
日本みたいに血液型と性格を結びつける国、他にはないですよ。
日本人は元より村社会だったため、どこかの枠組みの中に収まっていないと気持ちが悪い、落ち着かない、みたいな精神性があります。「ぱっと現れた人がどこの誰だか分からないと恐ろしいけれど、どこかの村の名札が付いていると安心する」みたいな感じで、自分の中で辻褄が合うとほっとするのが日本人なのです。その辻褄は実際の真偽とは無関係で、「筋が通ればOK」みたいなものです。
血液型による性格のカテゴライズも、そんなところだろうと私は思います。人はそもそも全員が赤の他人で理解不能なものですが、血液型を始めいろんなカテゴライズ法を持っていれば「まああの人はA型だからな〜」とか「関西の人は分からんな〜」とか「やっぱ低学歴の人の考え方は分からんな〜」とか、自分が理解できない理由や、相手に合わせられない理由を、他者のせいにできてしまうわけです。
AB型男性に惹かれることもおありだったようですが、なぜそれ以上の関係になれなかったのですか? なれなかったのなら、どんな理由でですか? そのとき、お相手に対し「まあ、この人は○○だからな〜」と、血液型で相手を排除するときと同じようなカテゴライズをして、バランスを取ったのではないでしょうか?