匿名希望さん 男性 44歳
古くから、お見合いなどでも「男性が支払い、女性はごちそうになる」という図式が一般的です。これは、男性はお金を出すことにより男尊女卑をする権利を全面的に得ていた時代の名残で、当時は、男女ともにこの男尊女卑を受け入れていました。
「今後真剣にお付き合いを見据えて次も会いたいという時に割り勘にすることってかなり少ないように感じている」とおっしゃるのもまさにこの辺で、古来より日本では「結婚したらお金は全額男が持つ。その代わり男性の立場が家庭では圧倒的に上になる」だったわけです。要するに、女性は男性にお金を出させることにより、自分の人生や権利を差し出していたわけです。
なので、「男性が奢るのは当然」というのは全時代的で古臭いとは思うのですが、風習だけは形式として根強く残っているので、男性側としては、女性から割り勘の希望がない限りはごちそうするのが無難だろうと思っています。そして「男性が奢るのが当然」と思っている女性がいるのと同様に、「奢ったら見返りがあるのが当然」と思っている男性もおり、そのどちらも責められません。両者ともに、古臭い結婚の形式やお見合いの制度が形骸化した、その名残なのです。
私は、次に進めたい女性にはごちそうし、二度目はないなという女性には割り勘にします。このサイトでは少なからず女性に会ってきましたが、年齢が下がるほど、割り勘希望率が高くなります。また、プライドを持って働いている女性の中には、男性が奢り前提で出向くと逆に「バカにされた」と感じるような方もいらっしゃるので、このへんは難しいところだよなといつも思います。