容姿端麗辛口スッキリさん 男性 46歳
何度も失礼します。
>面と向かって容姿の悪さを指摘するわけがないのに、どうして当たり前のことを書くのだろう?
なるほど、そう捉えましたか。
確かに思春期を過ぎた後、異性から面と向かって容姿の悪さを指摘された経験のある人は余程ついていない人でしょう。
でも、人が自分から「容姿について悪く言われたことありません」って言い出すときの概念には「親、兄弟、仲の良い友人にも、誰にも、生まれてこの方、冗談にでも」というのが言葉の裏に隠れているんだと思いますよ。で、見た目の良くない人は子供の頃とか、あるいは成人してからも、親しい人のとの会話の中で結構とそれを自覚させられるような言葉を耳にしてるもんです。実際に冗談交じりに言われたその手の言葉がトラウマになってる人も少なくないので、特に女性には、たとえ相手がまだ子供であっても言うべきことではないのでしょうが、男同士だと平気で「お前の顔じゃ無理だろう」みたいなことは言い合ってます。まして子供は残酷なもので、子供同士だと本当にブスな女の子に向かって平気で「ブス」とか言います。それに冗談まで含めれば、誰しも一度や二度は外見をけなされたこともあると思うんですが、仮に一度もなかったとしても、こういうセリフは「人様に後ろ指を指されたことは一度もない」というのと同じ、半ば慣用句のようなもので実際の細かいことはあまり関係ないと思います。
逆に、外見に自信のない人や普通だと思ってる人はそういう辛い経験がなかったとしても、相談者さんと同じように「それは当たり前のことで、そのことには何の意味も無い」と思うだけなので、わざわざ自分から口にすることもありません。「容姿について悪く言われたことありません」と自分から言い出すのは、外見に並み以上の自信がある者の自信の表れです・・・というのが、今までの常識だったと思いますが、他の方の回答や相談者さんの御礼文を読んでみて、今は通用しなくなりつつあることを実感しました。
今までは同様のアピールをする女性に対して“鼻につく”印象がありましたが、「自信のなさの表れ」と浮け取る人もいて、目から鱗の落ちる思いです。
言葉は生き物、特に日本語は変化が激しいですから、それが間違いだとか悪いことだとは思いませんし、それ以上にサイトやメールでコミュニケーションを取るにあたっては、文章から相手の意図や性格をイメージする能力が求められますので、そういう意味で今日は大変勉強になりました。
これからの時代、「高慢さ」か「謙虚さ」かを判断する際には他の記述と合わせて総体的に判断する必要性のあることに気づかせていただき、ありがとうございました。