匿名希望さん 女性 52歳
お相手の年齢や、問題の高齢者に当たる方のご年齢が解らないので個人的な印象での回答とさせていただきます。
赤ちゃんは日々成長するので、「這えば立て、立てば歩けの親心」という言葉の通り、期待や夢がありますが、介護は弱って行く一方、出来なくなることが増える一方の事での葛藤の日々です。
そして、高齢者の人格を形成する幼少期~思春期の時代や過ごし方やその後の生活実態によっても、年代によって性格性質が全く違います。
明治時代の、文明開化に触れた時代は、何でも自分ができることは自分でするという事が当たり前で、生活自体も規則正しく、起床すれば布団の上げ下ろしから、日々の御使いに調理にと、まずエプロンをして忙しい主婦のように老後も過ごされる感覚をお持ちです
大正時代に入ると、戦争経験者も。スーパーの安売りの時には買い貯め買い占めなどその時代の生活の知恵をお持ちですが、やはり基本は自分のことは自分で賄い、他人さまや国に迷惑をかけてはいけないというスタイルをおもちです。
大家族で過ごしてきたので、一人部屋では寂しくて落ち着きがなくなるのは、概ねこの世代まで
ここからが少々厄介かなあ。
昭和一桁は、国民学校を経験。学童疎開を体験し、他人さまのご飯を食べる事の惨めさや、親兄弟・他人や国が、根本から覆されて充てにならないことを、敗戦とGHQの存在で骨の髄まで知っている世代。
ある意味、疑い深いというか、意地が悪くケチというか。
この世代の方たちは、介護施設でも大部屋を逆に嫌がります。
そもそも、大家族で仲良く暮らした世代ではなく、一人部屋の方が気兼ねが無く落ち着くから、という世代で個室で管理するユニットケアという方法に介護を変えた世代でもあります。
昭和二ケタに入ると、国家の高度急成長を経験し、核家族で、家付きカー付き爺抜き婆抜きをよしとし、成人期には東京オリンピックを初め、万博を経験し、未来への夢を謳歌し、バブルを造っちゃった人たちでもある訳で個人主義が徹底している。
因みに消費になれてしまった挙句が、スーパーン惣菜の買いだめで賞味期限どころか消費期限が怪しい物でも、何でもかんでも大丈夫って捨てるのを許さず、ゴミ屋敷という言葉を作った世代でも有る訳で、昭和の方たちの介護は、特に学生運動等もあった団塊の世代の介護はもっと大変なことになると・・・
一方で国の政策としては、末期ガンであろうと、独居であると、老人病院で介護する方針は打ち切り、障碍者の方々同様に高齢者も地域の人たちの介護にゆだねる方向です。
職員不足で、計画の収容人数を収容出来ず機能停止や破たんを御子いているのが現状です
高齢者白書で明白では、1950年代は12人で一人の高齢者を支えていたのに、2015年では2.3人で一人の高齢者を支える状況となり、2060年には一人の現役世代が3~4人の高齢者を支える事態へとなって行きます。
まさに、一人っ子同士の結婚は両親4人の高齢者を抱える姿そのものです。
貴女ご自身も、御兄弟があるから安心してお嫁に行けます世代でもないことでしょう。
因みに私は多子兄弟の長子で、後を継がないなら出て行けという親のマイルールで?20代で早々に独立しましたが、何の因果か、別世帯なのに、同居の家族でもないのに、相続で難の恩恵も受けないのに、医療・療養・介護・養護・養育問題では、親族に体よくこき使われています。
相談者様の経験値からの不安も 今後のご自身のご両親の老後の問題も、ある程度の方向性をもってお付き合いしないと、成婚後にこんなはずじゃなかったと離婚に足ることも少なくないかと思います。
表沙汰にしないだけで、親の介護が家庭不和の始まりで、嫁舅問題でしたが、1960年頃の寿命は63歳程度。定年数年で天寿全うだったわけで、今とは時代も事情も違い80歳を超えだが、10年近く健康な自立状態ではない、寝ん寝んころりの要介護となる時代です。
ご自分の今後の人生に関わる事ですから、じっくりと良く考えて、皆さんのご意見も、こういう可能性もあるのかと受け止めて、ご自身で決断してください。