匿名さん 男性 43歳
ある程度歳を取った者同士の難しさは時として、それぞれの中に「これはこうあるべき」という常識や哲学が確立され、それを信じすぎていることです。両者ともにそれがあるため、間を取って擦り合わせるよりも「これができないなんて、自分には合わない人だ」という判断をしがちになってしまいます。
相談者さんの文面からも、そんな気配が見受けられます。ただ、ひとつ確かのは「自分が信じ、判断基準としているこの考えは、この歳まで自分を結婚させずにきた考えなのだ」ということです。
無論、おっしゃる通りお相手の男性に問題があるのかもしれません。しかしご相談内容のように、「私は間違ってなくて相手が頼りない。しかし贅沢はいえない」という考えは偏りすぎで、いわば穴だけを見てドーナツを語るようなものです。その癖が付いてしまうと誰と一緒になっても穴ばかり見てしまうようになり、それが破綻を導くようになります。
一度一緒にお出かけになり、顔を合わせて話して来てはどうでしょう? 自分では何も決めない男性なのか、それとも相談者さんに気を使って、できるだけあなたが好きなように過ごしたいという優しさからの提案なのか、それで分かると思います。
一回行ってみて、また会ってもいいと思えるようなら「次はあなたの決めた過ごし方がしてみたいです」でいいと思います。