匿名希望さん 男性 59歳
質問者さんのお辛い気持は十分伝わってきます。
他の人たちが当たり前のようにできていることが自分にはできない。
他の人にはあるものが自分にはない。
そのように思われて絶望感を抱き、心が病んでしまいそうになるまで悩まれているんですね。
今、質問者さんはそういう感情の渦に完全に呑み込まれているように思います。
つまり質問者さんは、自分が人(特に女性)から認められないのは自分の外見(毛髪の薄さ)にあるのでは、と思われているのですね。
質問者さんは髪型に関してみなさんに質問されていますが、またある回答者は食事の仕方、話し方、気遣い、清潔感、体臭、口臭などを問題にされてますが、本当にそうでしょうか?
解決策はそこなんでしょうか?
そんな表面的なことを改善するだけで質問者さんの悩みは解決するのでしょうか?
ぼくはそうは思いません。
今の質問者さんなら、それら全てを改善しても、また他の部分を問題として持ち出し、「ここが悪いから自分はもてないんだ」と言い出しそうな気がします。
例えば、質問者さんは植毛のことを話題に出されていますよね。
たまたまそれは実現できないみたいですが、もし実現できていたとしても、今度は
・自分が植毛であることがいつ相手の女性にばれるか心配だ
・植毛だとカミングアウトしたら振られそうで怖い
・周囲の人に植毛であることがばれているからみんな私の方を見ているんだ
・自分は偽の毛髪で他人を欺いている悪い人間だ
とかのような悩みに陥りませんか?
そうすると今度は二重、三重の苦しみに苛まれることになりませんか?
つまり・・・
1.毛髪が薄い
2.それを植毛で隠し人を欺いている
3.植毛であることを告白すべきかどうか
もちろん食べ方や口臭、体臭がご自分でも問題だと思われているなら、それはそれで改善されたほうがいいでしょう。
でも質問者さんが今すぐにでも着手しなければならないことはそれらではないと思います。
もっと根本的なことだと思います。
つまりどんなことでもかまいませんので成功体験を積み、自信をつけ、自尊心を上げることだと思います。
捉えどころのないように感じられるかもしれませんが、「急がば回れ」の諺にあるように、時間のかかるものだから今すぐにでも始めてほしいと思います。
そのためには自分自身をよく知らないといけないでしょう。
自信が持てないとしても、生まれた時から今までずっと自信がなかったわけではないと思います。
・自信を感じられる時や分野はいつ、どんな時か?
・いつから自信を失ってきたと思うか?
・「自信がないなあ」と感じる時には、どんなイメージが頭に浮かぶか?
(例えば、小学校の女教師にひどく叱られた場面とか)
・自信がないと感じる時の相手はどんな人か?
(会社の上司、年上の女性、キャリアウーマン、気のきつい女性など)
・自分は何をやっている時が一番楽しいか? 幸せか?
そして自己概念も検討してみてください。
自分の長所、短所だと思われるところを書いてリストにしてみる。
必ず両方書いてください。
短所だけの人間なんて絶対いませんので。
どんな小さいことでもいいです。
さらにコミュニケーションの仕方についても検討してください。
例えば、ご自分の体験を人に話す時、事実だけを羅列していませんか?
その事実を自分がどのように受け止め、どのように感じたか(感情)を話の中に盛り込んでいるかなどです。
(嬉しい、楽しい、悲しい、悔しい、寂しい、腹が立ったなど)
このように話すことによって、質問者さんの人間性が相手に伝わりやすくなると思います。
誤解しないでくださいね。
ぼくは決して「毛髪の問題」を軽視してるわけではありません。
ご自分のほんの一部の側面を全てと捉え過ぎているように感じてならないのです。
少し問題を整理して考えてみたいと思います。
1.恋愛や性体験の問題 ・・・ 自分 + 他人(女性)
2.毛髪量の問題 ・・・ 身体的特徴、体質、遺伝
3.髪型の問題 ・・・ 技術的な問題
まず3番ですが、技術的な問題なので理容師などに相談すればいいことですね。
次に2番は、これはほぼ変えようがないと思います。
辛いでしょうがこの事実をそのまま「受け入れる」しかないと思います。
最後に1番は、他人が関係してきます。
「他人を変える」ことはできません。
となると「自分が変わる」しかありません。
ということで・・・
成功体験 → 自信 → 自尊心向上 → 行動 → 自省 → 行動
という「自分を変えるサイクル」をつくる必要があるのではないかと思います。
もう一つ受け入れなければならない事実があります。
「自分が変われたとしても必ずしも女性にもてるようになるとは限らないという事実です。