匿名希望さん 男性 45歳
結婚は打算でするもの。
年齢が加算されればされるほど、「好き」という気持ちから遠ざかって保険的な要素が強くなっていく。
結婚生活の内容自体は同棲生活とさほど変りは無いと思う。
ただ、内縁関係と明らかに違うのは、婚姻関係を結ぶことで法的に責任や拘束が発生しますね。
ま、逆に言えば、そのことで守っても貰える訳なんですけどね。
当然ですが結婚すると当事者同士の問題だけで無くなり、親兄弟や親戚、それに再婚だった場合に相手にお子さんとの関わりが発生してきます。
こういった状況のなか何か問題が発生した場合、お互いに助け合うのが結婚なのですが、もし相手が打算的な要素が強い人だったら、そういった助け合いなどには参加せず、ただ相手の良いように利用されてしまうだけなので、そうなってしまうと世間でよく言われる、「苦しみ辛いことは半分に、喜び幸せは倍にしよう」なんてロマンティックな状態から、「苦しみ辛いことは倍以上に、喜び幸せはゼロになる」なんてリアルな状態へ落とされます。
そうなってくると今度は離婚を考えることになってきますが、ここでも世間でよく言われる、「結婚は簡単に出来るが、離婚するのは本当に大変」と表現されますが、これ、本当にそのまんまを表現した言葉です。
離婚は、これまでの生活に見切りをつけ、新たな生活に向けての準備を進めていくなど精神的、肉体的、それに経済的な負担が重く圧し掛かってきます。
お互いに気持ちが破綻していて、離婚への手続きがスムーズに進めばいいのですが、どちらか一方が離婚したくないと訴えたり、財産分与や子供の親権の問題など、何かと簡単には離婚できない問題が出てきます。
それに加え、双方の親兄弟や親族、はたまた友人、知人などが出てきたり、職場でも気まずい雰囲気になったりと人間関係でも悩まされる問題も出てきます。
こんな問題を、ほぼ一人で抱え、仕事、家のこと、子供のことなど、それまでの生活をほぼ一人で維持させながら解決させていかなければならない、、、こういったことが、離婚はとても大変、と言われる所以です。
このように離婚暦のある自分が言ってみましたが、それでもやはり一度は結婚をし、子を持って育てあげる経験はした方が良いと思っています。
今の時代、個人のライフスタイルは多様化してきていますが、自分のように一度結婚を経験した身としては、結婚という制度に拘りを持たず、本当の意味での愛情によって、お互いに支え合い、その相手と余生を過ごしていくことに憧れを抱いてしまいます。
結婚は、いくら綺麗事を言ったところで結局は打算なんです。
「好きだから一緒になる」「責任をとる」なんてウケの良い事を言っても、本音では制度を利用したい、それに守られたいとの考えを持つ方が殆どなんです。
もし「なにを馬鹿な!私は違う!」という人も出てきますが、それが本音であるのなら、結婚しなければ良いんです。
そんな反論する人に限って、結婚せずにはいられないんですけどね。
ま、結婚とは、そういうことです。
もし結婚をお望みになられるのでしたら、お相手選びはご慎重に。