グリーンさん 男性 44歳
どうも、本題から離れた意見が多いのに驚きました。
相談者さんは、「こんな私でも結婚できるでしょうか?」と質問されているのです。
質問の趣旨はそこにあります。
私も、精神分析関係の本はよく読みました。
フロイト、ユング、ラカン、ライヒ、フロム、マルクーゼ・・・。
いまでも書棚の一角はそういった書籍が占めています。
過去に心を病んだ女性と同棲したこともありますし、私自身も精神科に毎月通っています。
だから、ある程度相談者さんの気持ちも理解できるのです。
相談者さんは、これから羽ばたこうとしていらっしゃるのです。
なのに、病気を直すのが先?
それはあんまりではありませんか?
同棲していた彼女は、スーパーでレジに並ぶことさえできませんてした。
対人恐怖症、パニック障害、鬱病・・。
なのに、私とつきあうようになって、買い物も自分でできるようになり、ご両親からも感謝されました。
推測ですが、彼女は純粋なために、現実との葛藤の為に心が押しつぶされていたのだと思います。
つまり、恐れずに社会的生活を行うのも立派な治療の一環です。
一般には、心の病の治療のための3要素は、適切な医師、投薬、周囲の理解と言われています。
治療が先だ、というのは明らかに相談者さんの期待を裏切る発言です。
フーコー流に言えば、監獄に閉じ込めることと同じです。
せっかく羽ばたこうとしてしている相談者さんの夢を踏みにじるべきではありません。