匿名希望さん 男性 57歳
このようなサイトでの婚活がリアル場面での婚活より疲れるのは、ある意味、あなたの心の機能が正常に働いているためです。
私も非常に疲れます。嫌になって止めてしまいたくなる時とやっぱりもうちょっと頑張ってみようという気持ちが交互に現われますよ。
人は、
1.自分の置かれている状況をできるだけ正確に把握したい
2.得られた情報から未来をできるだけ正確に予測したい
と考える傾向があるんです。
ところがサイトでの婚活の実情はどうでしょうか・・・考えてみてください。
相手の姿が見えず、文字情報が中心であるため・・・
1.相手の声の大小、抑揚が不明
2.顔の表情が不明
3.しぐさ・ジェスチャー・体の姿勢が不明
4.雰囲気が不明
実際会うまではこれら全部をこちらが想像しながらのやり取りになるわけですよね。
不明だらけで確かな情報なんてほとんどないから、まず不安になります。確証、確信が持てるものが何一つないわけですから・・・
さきほど書いたように、現在の状況を正確に把握できないから、未来の予測はよりいっそう困難になりますね。つまり、未来が濃い霧に包まれた状態のようになってしまうので、不安な気持ちが起こってきます。
そしていったん不安になるとあとは負のスパイラルに落ちて行く可能性が出てきます。不安性、心配性の人はそうなりやすいですね。つまり、不安が不安を呼び、より大きく膨らんでいきます。
そして解決もつかないことを、いつまでも考え続けることになっていったりもします。「ぐるぐる思考回路」にはまるわけです。
不安な状態が続くと体にも変調をきたすこともあります。その現れの一つが「体の疲れ」です。これがもっとひどくなると「抑うつ症状、睡眠障害」になる可能性もあります。さらに「うつ病」に進展することもあり得ます。
このような負のスパイラルを回避する一つの方法は、「ものの考え方、見る角度」を変えることです。この「ものの考え方・ものの見方」はその人が持つ一種の「フィルター」です。
一般的には、<ある現象>が起きたために<人は何らかの感情を抱く>と考えられていますが、そうではありませんよね。
例えば、失恋したからといって、100人が100人とも悲嘆に明け暮れるということにはなりませんよね。
そうなる人もいれば、全く平気な人もいるし、ちょっとだけショックを受ける人もいます。人によって失恋の受け止め方がまちまちですよね。
だから、<ある現象>と<人が抱く感情>の間には<その人のものの考え方・受け止め方>が存在するんです。
つまり、このような図式になります。
<ある現象>
↓
<その人のものの考え方・受け止め方> = <フィルター>
↓
<人が抱く感情>
だから、真ん中の<フィルター>を変えれば、不安やストレスを軽減することができるようになりますし、そうなれば「疲れ」も軽減されると思います。
でも「言うは易し、行うは難し」でそう簡単に自分の慣れ親しんだ考え方を変えることはできません。ある程度の訓練と時間が必要になります。
でも、一つ陳腐なアドバイスをするなら、
「あまりこのサイトや相手に期待し過ぎないようにすること」でしょうね。
あっ、それともう一つは、
自分の問題か、相手の問題かを明確に区別することでしょう。
そうすることで、余計な心の負担を減らすことができますよ。
これはこういう意味です。
自分がいったんメールに書いて相手に送ったことは、その内容を相手がどのように解釈しようが、相手の問題、相手の自由であるということです。いったんあなたの手からはなれてしまったメールは、あなたの問題ではなくなる、と割り切ることです。
だから、「あんなことを書かなければよかった」と後悔するのは、全く無意味ということになりますね。
このように「それは自分の問題なのか、相手の問題なのか」を常に意識すればいいんじゃないですか・・・
まあ、お互い楽にいきましょうや・・・(*^。^*)
長々とすみませんでした。