匿名希望さん 女性 40歳
お気持ちよくわかります。
全ての欲求が同じだけ満たされる権利があるわけではありません。欲求の種類によります。
「私はあなたの裸がスキなの♡なのに今日のデートは服着てるのね…」とか言われたらオイオイ、ってなりますよね。そんな要望にあわせる義理はねーよ、って。
寒い日に手袋で寒さを防ごうというのは、基本的にして当たり前の欲求です。満たされなかったら、身体的に辛い。
そしてお相手がその欲求をもっている場合、それを満たしてあげるのはごく簡単なことです。「どうぞ」、と自由にしてあげるだけでいい。
対して「手をつなぎたい」は、+αの欲求です。満たされなくても困るわけじゃない。病的な人なら別ですけど。
そして満たしてあげようと思ったら、単に「相手のしたいことを制限しない」だけでなく、こちらが積極的にあわせてあげなければいけない(私はやらないけど、あなたがするのは自由だからお好きにどうぞ、というわけにはいかない)。
それに、そもそも、30代半ばで、第三者の目もある屋外で手をつなぐ、しかも相手は「仲良くなってきた」という程度の人。「そんなことは恋人同士になってから家でやれよ」と、抵抗のある人も多いだろうと十分予想できる事です。
ですから、「手袋はめたいならはめてて欲しい」という気持ちと「手をつなぎたいならつないであげたい」という気持ちも、全然レベルが違うと思います。前者は最低限の愛情や優しさがあれば持ってて当然の気持ちだけれど、後者はそうではない。
なので、お相手の方が「自分の為」の発想しかない人だ…とがっかりなさる気持ちは、私はとてもよくわかります。
ただ、もしご相談者さまにも手をつなぎたいという欲求がある程度あったならば、がっかりしなかったのでは?とは思います。
どんなに好きでも人前で手をつなぎたいと思わない人もいますが、もしご相談者さまがそういうタイプではないとしたら、
要するに、ガッカリしたということは、お相手のことそんなに好きじゃないのかもしれませんね。
