匿名希望さん 女性 44歳
同居は検討可能にしていますが、別居してどちらの親の介護もできるような距離に住むことが可能な男性を探しています。
30代の頃は、両親の病気に自分の体調不良も重なり、生活費を稼ぐので精一杯でした。ひどいときには、両親が別々の病院に入院していて、お見舞いに行ったり、着替えを用意したりと、忙しくしていました。
私は職場が新築ビルに移った頃で、急に呼吸器の病気になったり、毎日絶えず頭痛がしていたりしていて、睡眠・食事・お風呂・仕事・親の手伝い以外の時間はほとんど全部眠っていました。しかし、それでも疲れがとれない状態が、親が退院し体力を回復した後も10年間くらい続きました。
この間にお付き合いやプロポーズの申し込みもありましたが、男性とお付き合いしたり結婚したりする余裕はなく、おことわりしてしまいました。
私は親に「自立せよ」と育てられ、学校を卒業してからも自宅にいるなら「毎月10万円払いなさい」と言われ、食事や洗濯、掃除は自分のことは自分でしないとならない、そういう家庭ですので、ずっと一人暮らしです。
親が病気していた頃、私の親の場合は、子どもへの遠慮などありませんでしたよ。入院費や経費は自分で払ってくれましたが、毎日のように見舞いに行かないと不満を言うこともあったくらいでした。退院後、一時期一緒に暮らしましたが、親の世話と仕事の両立に疲れ、ケアマネージャーさんが心配してくださるほどでした。そしてついに、私が倒れてしまい、親が別居して自分のことは自分でできるだけするようにする、とようやく考えてくれるようになりました。ちなみに、親と子どもが同居していると、自治体の高齢者支援のヘルパーさんは来ていただけなくなります。同居していると、日中は１人になってしまいますが、別居していると週に数回でも日中にヘルパーさんが来て家事を手伝ってくださるわけです。
自分の経験から言えるのは、
・親は子どもに迷惑をかけたくないと思っていても、病気になれば頼り切る人もいる
・実の親子だから遠慮がなく、どこまでも頼ろうとする親もいる
・実の親でも、仕事しながら世話をするのはかなり大変
上記の他に、子どものいない伯父が大病で入院した後、しばらく同居して生活の手伝いをしていたこともあります。伯母が父のお姉さんだったのですが、先立たれてしまっていたので。週２回お手伝いさんが来て掃除・洗濯はしてくれていたのですが、それでも、血の繋がらない人と一緒に暮らすのは、生活感覚がちがうのでなかなか大変でした。朝食も簡素なものではダメで、長年食べてきた一揃いのものが揃っていないとダメでした。
そこから将来のパートナーの親について思うことは、
・他人への遠慮をしているつもりでも、年長者なので甘えが出る
・高齢になると、生活が単調で固定化されているので、自分の流儀でないと受け付けなくなる
・血はつながっていなくても、身内となれば、遠慮がなくなる
ですので、嫁姑だけでなく嫁舅でも、いろいろとかなり大変だと思います。ご相談者様の年齢ですと、お相手の女性と子どもを育てていく可能性も高いですよね。そうなると、女性にとっては、（夫がよほど高給取りでもない限り）共働きし、妊娠・出産・育児をしながら、親の世話をしていくことになります。状況にもよりますが、かなり大変です。夫となる人が、自分は長男だから当然だ、という態度だと、とても続かないと思います。妻となるお相手への理解と感謝があって、２人で最大４人の親の世話をする可能性についても考えていらっしゃいますか？
