匿名希望さん 女性 44歳
死別されたかたとの交流は、亡くされたご本人だけでない
接するその相手もまた別の所で苦悩することが予想されます。
どうしても人は「前を越えたい」と考えるものです。
前の恋人よりよい女だと思われたい、前の奥さんよりできた女
だと思われたい・・・
男性であってもそうではありませんか。
過去を消すことはできませんが、越えたい生き物です人間って。
ですが死別となれば話が違ってきます。
別れたかったわけじゃない、別れさせられたという事実は、本人が
堪えるのはもちろん、異性としてその後接する相手にとっても
重いわけです。どう頑張っても越えられないのですから。
亡くされた相手の中には美しいままで残っているんです。
それが分かるだけに、想い出の品々を葬ってほしいと申し出た
相手の女性の気持ちもまた分からないでもありません。
その要求内容がどうこうの前に、状況が非常に重いからです。
再婚不可能かにつきましては、
不可能とは申しませんが、それ相当の努力は必要になるのでは
ないでしょうか。
今回の女性がどのような境遇かは分かりませんでしたが、同じ
死別同士であれば「共存」という言葉の意味が理解できるはずです。
また子供のいらっしゃる女性であれば「家族」という括りで
落ちつく道を見出せるかもしれませんが、婚歴なしや子供のいない
女性だった場合は、想像以上に困難な道だと我に返った・・・と
いう展開になるのは想像に難くありません。
非常にデリケートな問題ですね。
こういうのに正論などなく、答えは相談者さんを想う女性の中だと
思います。