幸子さん 女性 48歳
私にとって惜しかったのは元彼です。
4才年上でしたが、ルックスは半端でなく最高でした。
適度に筋肉のある引き締まった身体に甘いルックス。
照れ屋で硬派な面と、私にだけ分かるナルシストな面と。
甘い言葉なんて絶対言わないし、人前で手を繋ぐのも恥ずかしがる人だったけど、今までの人生で一番私を深く愛してくれた男性でした。
毎週末一緒に過ごす日々が流れ、彼のちょっとした言葉の端々に結婚を意識してるのが伝わってきて‥
彼の事が大好きでたまらないのに、私は「結婚は生活」という現実的な事に悩みました。
バツイチですし、強い愛情の過ぎた後に続く平凡な生活に何が大切か、よく分かってます‥
彼は、人生で一番タイプの人だったし、彼ほど深く愛してくれる人は二度と現れないと思ってます。
でも彼は‥あまりに収入が低く(300未満です)、なのにお酒
の量がすごくて‥お酒代もすごい‥
週末一緒に過ごすだけなら幸せだけど、生活を考えるのは難しくて。
事務所の女の子、歯医者の助手さん、仕事先のクレーム相手だったはずの女性、
いろんな女性からモーションかけられる彼に、それまでは無理に平気な素振りをしてたけど、結婚生活となれば冷静でい続ける自信もない‥
ある日私は、一緒に過ごすはずの年末年始を断りました。
それをきっかけに、会わない様にして行きました。
プライドの高い彼に、理由は言えなかった‥
社内旅行のお土産をドアにかけに行くだけだから、と言う言葉さえ、断りました。
悲しくて苦しかった‥
結婚を考える彼に、私はずるくも現実の生活のいろんな事を考えて、逃げたのかも知れないです。
一生忘れられない、ただ一人の最高に惜しい男性の話しです。