白河桃子の恋愛サイエンスカフェ

今回のテーマは「理数婚活のススメ」。奈良先端科学技術大学院大学の博士課程に在学しつつ、「席替えシステム」を活用した婚活サービスを提供するベンチャー企業の社長でもある黒岩将さんを招き、科学を取り入れた婚活ビジネスの最前線について話を聞きました。

第2回 無差別席替えのシビアな現実

白河さん 一般のお見合いパーティーでも同じことが起こっていますね。ある女性は男性からのカードが山盛り、隣の女性はゼロとか。カップリングパーティーでは仕方がないですね。

黒岩さん 心が痛いです。勝ち組が勝つ理論といえばそれまでですが。「厳しい思いをして、自分を磨いて行くんや」と言う人もいますが、白河さんはどう思いますか?

白河さん うーん。お見合いパーティーに来る人は、そういうこともあると覚悟して出て来なければいけないけど、その傷つきをなるべく減らすような配慮はあったほうがいと思います。ただ「その日は選ばれなかった」のが「自分に合う人がいなかったからだ」と逃げ続けたらいけないと思います。それでは進歩がないじゃないですか。「次は誰かに選んでもらえるように頑張ろう」という努力も必要ではないですか。

黒岩さん 厳しいですね。

白河さん 何回もやってだめだと結局、運命を待っているのと同じで、確率が悪すぎる。「好みと思っていたタイプは自分と合わないのかな」とか、何かの気づきがあったら一番いいんですけど。

黒岩さん メンタルを変えるとだいぶ変わるんですか。

白河さん メンタルもそうだし、外見を変えることでだいぶ変わります。それから集まる場のチョイスが悪いこともあります。ある程度、条件で選ばれるパーティーはあるので、就活と一緒で、相手のニーズと自分のニーズが一致するかどうか見極めていくことも必要。シビアな場ですよね、婚活って。



「第3回 最適化を押し進めた先に幸せは来るのか」へつづく

今週の気になる「お言葉」
何も考えずに席配置を計算すると、人気のある女性に男性が集中するような席配置が素直に求まっちゃいます。

心が痛いです。勝ち組が勝つ理論といえばそれまでですが。「厳しい思いをして、自分を磨いて行くんや」と言う人もいますが…。





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白河桃子
ジャーナリスト&
ライター

家族社会学会会員。慶應義塾大学文学部卒業後、大手商社に入社。外資系証券会社を経てジャーナリスト、ライターとして活躍。「プレジデント」「日経ビジネスオンライン」、「婦人公論」など多数の女性誌に執筆。女性の年代別ライフスタイル、未婚晩婚、少子化などに関するインタビューがテーマ。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活(結婚活動)」を提唱し、共著の『「婚活」時代』は19万部のヒットに。著書に『キャリモテの時代』ほか、最新著書に『セレブ妻になれる人、なれない人』がある。
ブログ:http://www.diamondblog.jp/touko_shirakawa/



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黒岩 将
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士課程在学中

ホープフル・モンスター株式会社代表取締役。 1979年生まれ、大阪出身。近畿大学生物理工学部生物工学科卒業、奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士課程在学中。専門は遺伝的アルゴリズムの実世界問題への応用。08年、同大学院博士課程で最適配置問題や人工知能プログラミングを専門とする武田康臣さんと共に、ベンチャー企業ホープフル・モンスター株式会社を設立。情報科学を生かした婚活支援ビジネスを手がける。「クロイワ・ショウ」の名前で著作活動も。バリ島在住の日本人大富豪を取材し執筆したシリーズ「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ社)がアマゾン総合1位となり、4冊の続刊を重ねている。
ホープフル・モンスター http://hopefulmonster.jp/