白河桃子の恋愛サイエンスカフェ

今回のテーマは「理数婚活のススメ」。奈良先端科学技術大学院大学の博士課程に在学しつつ、「席替えシステム」を活用した婚活サービスを提供するベンチャー企業の社長でもある黒岩将さんを招き、科学を取り入れた婚活ビジネスの最前線について話を聞きました。

第1回 最適席配置システムで婚活の効率は上がるか

白河さん 参加者には「両思いだと正面か横に来る」とあらかじめ告げておくんですか?

黒岩さん もちろん。お見合いパーティーでは「あなたの真正面と隣に座っている人は、あなたと両思いの可能性が高いです」とアナウンスします。その瞬間、ごっつい沈黙が訪れるんですよ(笑)。

白河さん みなさん、ぱっと値踏みに入るわけですね(笑)。

黒岩さん だから暗示にかかっちゃうのか、なんとなくカップル数が上がる印象があります。

白河さん 心理的な効果って大きいですね。最近、占い師のいる合コンがあるそうです。生年月日を渡すと「あなたは~さんと相性がいいですよ」と合コンの前にお告げがある。もうマジックがかかりますよね。相手を見る目が最初から違う、ピンク色のドアが開かれる(笑)みたいな状態ですね。

黒岩さん 女性は「あの人は自分のことを思ってくれている」と知ると見方が変わるんですか?

白河さん 女性は悪い気はしないですね。「思われたらやぶさかではない」という人がとても多い。男性はどうなんですか? 

黒岩さん 僕個人はそうでもないですけど、大学の先生に聞くと「向こうがいいと思っているなら、まずそこやろ」と言いますね。ただサンプル1なので、男は全部そうとは言えませんが。






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白河桃子
ジャーナリスト&
ライター

家族社会学会会員。慶應義塾大学文学部卒業後、大手商社に入社。外資系証券会社を経てジャーナリスト、ライターとして活躍。「プレジデント」「日経ビジネスオンライン」、「婦人公論」など多数の女性誌に執筆。女性の年代別ライフスタイル、未婚晩婚、少子化などに関するインタビューがテーマ。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活(結婚活動)」を提唱し、共著の『「婚活」時代』は19万部のヒットに。著書に『キャリモテの時代』ほか、最新著書に『セレブ妻になれる人、なれない人』がある。
ブログ:http://www.diamondblog.jp/touko_shirakawa/



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黒岩 将
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士課程在学中

ホープフル・モンスター株式会社代表取締役。 1979年生まれ、大阪出身。近畿大学生物理工学部生物工学科卒業、奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士課程在学中。専門は遺伝的アルゴリズムの実世界問題への応用。08年、同大学院博士課程で最適配置問題や人工知能プログラミングを専門とする武田康臣さんと共に、ベンチャー企業ホープフル・モンスター株式会社を設立。情報科学を生かした婚活支援ビジネスを手がける。「クロイワ・ショウ」の名前で著作活動も。バリ島在住の日本人大富豪を取材し執筆したシリーズ「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ社)がアマゾン総合1位となり、4冊の続刊を重ねている。
ホープフル・モンスター http://hopefulmonster.jp/