恋するオトコのヒット法則

第2回:結婚条件は“3高”から“3合”の時代へ!

“自信”のない男に春はやってこない!?

はっはあ……。ほっほーう……。ふーむむむむむ…!? へへええええ!!

…ヨ、ヨツモト先生? 大丈夫ですか? 二日酔いですか?

いやいや、違うんだよ。youbrideの男性会員の中から、実際に女性からの反応がよい方々のプロフィールに、どんな傾向があるのかまとめてもらったんだ。そしたら、ずいぶん興味深いことがわかってね。人気のある男性には、やはりいくつかの共通点があったんだ。題して、「モテるプロフィールの法則」!

わあ、それはぜひ知りたいです。

まず、「①相手を意識した、語りかけるような文体」。単純に自分のスペックを箇条書きにしてしまうのではなく、手紙のように読む人に語りかけるような文体を意識するといいみたいだよ。

本人の人柄が想像できると、読んでいて親しみや安心感が持てますよね。

だからといって、決して馴れ馴れしい文章にすればいいということではない。社会的な常識をきちんと持っている人だ、と思ってもらわないとね。「はじめまして」「よろしくお願いします」といったあいさつがきちんとしていることは、基本中の基本だよ。

とくに、こういったマッチングサービスでは、メールのやりとりだけで終わってしまっても、トラブルや面倒が起きないだろう、という安心感を持ってもらうことが第一だと思います。

次に、「②性格は穏やかで、相手に合わせるタイプ」。グイグイ引っ張ってリードする男性より、自分に合わせてくれそうな人が人気のようだ。「お互いを尊重」「ともに成長」といった言葉がよく使われているみたいだよ。

第1回の性格タイプ別で、「包容力タイプ」の男性に人気が集中していたことと一致しますね。やはりみなさん、自分を受け入れてくれる人を求めているんですね。

また、意外にも「③相手に望むことをきちんと書いている」人が多いんだ。「タバコは吸ってほしくない」「休日は家族と過ごしてほしい」といった要望から、「一緒にお酒を飲んでくれる人」「一緒にスポーツをしてほしい」など、相手の女性と価値観を共有したいと望んでいる人も目立つよ。

相手への要望や注文の多い人は、一見嫌がられそうですが、付き合った後、結婚した後のイメージをちゃんと持っている証拠。遊び目的ではなく、真剣な出会いを求めているということのアピールになるんです

そして、「④自虐的なことを言わない」ことも重要だ。書くことや話すことがないと、ウケ狙いでつい自虐的なエピソードに逃げてしまいがちだけど、人気のある男性のプロフィールにはそういった要素は見受けられないんだよね。

男性はいくらギャグのつもりでも、女のコはやっぱりそういうのに対して「イタイな…」って引いちゃうんですよ。面と向かって話しているなら、まだ冗談だって伝わるからコミュニケーションとして成立すると思うんですけど…。文章で自分から「モテないです」「ダメ人間です」って卑屈なキャラを出しちゃう人を、女性は決して好きにはならないと思いますよ。

男性は肝に銘じておかなきゃね。そして、なんといっても大事なのは「⑤女性が交際相手に求める3つの優先条件について、きちんと語られている」ということ。

3つの条件とは、前回紹介した「経済的価値観」「恋愛観・結婚観」「将来へのビジョン」のことですね。

うん。どんな仕事をしているのか、経済的な状況はどうか、趣味や休日の過ごし方、相手に求めること、どんな家庭を作りたいか、子供は欲しいか、育児をする意欲はあるか、などについてきちんと書いている男性は、やはり女性からの反応もいいんだ。

こうして見てみると、①~⑤の法則を満たしているプロフィールは、たしかに女性から見て安心感・信頼感が持てますね。

なぜだかわかるかい? 実は、他人とのコミュニケーションや自分に自信がないとき、人は「自分中心の話ばかりになる」「自虐的・卑屈な態度をとる」「口数が少なくなる」といった言動をとってしまいがちになる。つまり、①~⑤とは真逆の特徴だ。

結局、自分に自信がある男性ほど魅力的に見えるし、女性からの印象もいいってことですね?

イグザクトリー! もちろん自信過剰な人は嫌われてしまうけど、健全な自信があるからこそ、相手のニーズに耳を傾ける余裕もあるし、相手に条件や要望を求めることもできるってわけだ。

そういえば、とある大企業の人事担当者が言っていたんですが、この就職難の中でも内定を勝ち取っていく就活生には、ある共通点があるんですって。それは、自分が“選ばれる”立場であると同時に、“選ぶ”立場でもあるということを、きちんと理解している学生だそうです。

なるほどなあ、言い得て妙だね。就活も婚活も、“自分を売り込む”という意味で本質は同じ。イーブンな立場に立たないと、対等な関係性は築けないということだよ。よし、次回は“安心感”や“対等感”が求められる婚活の場において、現代人の結婚観がどのように変化してきたのか、もう少し考えてみようね。

(編集:福田フクスケ、イラストレーター:ながれださわ)



プロフィール

ヨツモト先生
筑波大学大学院客員准教授。神奈川県横浜市生まれ。東京大学工学部化学工学科卒業。大手飲料メーカーを経て現在は大手広告代理店勤務。主たる専門領域は、消費心理・動向分析、地域ブランド開発、ワークショップファシリテーション。
ニシイ助手
大手広告代理店のマーケティング部門で、10〜20代の若年層を中心にしたプロジェクトメンバー。リサーチからプランニングまで幅広い商品開発やコミュニケーション戦略立案などを手掛ける。